2026年10月16日
アイロンシートを生地に貼り付けるときは、デザインや色だけでなく、素材との相性を確認することが重要です。
生地によって熱への強さや伸縮性、表面加工などが異なるため、適合しないシートを使用すると、うまく接着しなかったり、生地を傷めたりする場合があります。
綿のTシャツ、ポリエステルウェア、ナイロンバッグなど、加工したい生地の特徴に適したアイロンシートを選びましょう。
このページでは、アイロンシートを生地の種類から選ぶ方法を、早見表と素材別のおすすめ商品でわかりやすくご紹介します。
アイロンシートと生地の組み合わせを早見表で選ぶ前に、次の3点を順番に確認しましょう。素材や加工状態を事前に確認し、試し圧着を行うことで、接着不良や生地へのダメージを避けやすくなります。
圧着時の温度・時間・圧力は、使用するアイロンシートの商品説明を優先し、生地の洗濯表示もあわせて確認してください。
| 生地の種類 | 主なアイテム例 | おすすめのアイロンシート |
|---|---|---|
| 綿・ポリエステル | Tシャツ、トートバッグ | P.S. Film-EasyWeed |
| 撥水加工生地・ナイロン・レザー | レインウェア、ウィンドブレーカー、傘 | P.S. Film Extra-EasyWeed Extra |
| 伸縮生地 | スポーツウェア、レギンス | P.S. Stretch-EcoStretch |
| 熱に弱い生地 | スポーツウェア、バッグ | Hi-5 |
| 昇華ポリエステル・色移りが気になる生地 | ユニフォーム、スポーツウェア | P.S. Subli LT-EasyWeed Sub Block |
綿やポリエステルなどの一般的な素材でも、生地の表面や厚み、加工状態によってはアイロンシートが接着しにくい場合があります。次の特徴がある生地は、使用する商品の説明と洗濯表示を確認し、目立たない箇所や同じ生地の端材で必ず試し圧着を行ってください。
素材に対応した専用のアイロンシートでも、生地の状態や加工の強さによっては十分に接着できず、接着を保証できない場合があります。試し圧着で接着状態や生地への影響を確認し、判断が難しい場合は加工前に販売元へ確認してください。
ポリエステル生地に使うアイロンシートは、次の順に判断しましょう。
1. 昇華プリントされた生地、または昇華染料による色移りが心配な生地の場合:P.S. Subli LT-EasyWeed Sub Blockを選びます。
2. 昇華プリントではなく、熱によるテカリや生地の損傷が心配な場合:Hi-5を選びます。
3. 上記以外の一般的なポリエステル生地の場合:P.S. Film-EasyWeedを選びます。
生地の種類や加工方法を判断できない場合は、各商品の説明と生地の洗濯表示を確認し、目立たない箇所や同じ生地の端材で試し圧着を行ってから、本番の加工に進みましょう。

150℃の比較的低い温度で圧着でき、綿はもちろん、熱の影響を受けやすいポリエステルにも使用できます。薄く柔らかなシートなので、Tシャツやトートバッグなど、幅広いアイテムへの加工におすすめです。

ナイロンや撥水加工された生地は、通常のアイロンシートでは接着しにくい場合があります。P.S. Film Extra-EasyWeed Extraは、撥水加工生地やナイロン、レザーなど幅広い素材に対応しており、バッグやジャケット、小物などへのオリジナル加工におすすめです。
対応素材でも接着できない場合があります。撥水加工やコーティングが強い生地、織り目が粗い生地、表面に大きな凹凸がある生地、厚地などは、P.S. Film Extra-EasyWeed Extraを使用しても十分に接着できない場合があります。「対応素材=必ず接着できる」という意味ではありません。適合を判断できない場合は、目立たない箇所や同じ生地の端材で試し圧着を行うか、加工前に販売元へ確認してください。

生地の伸びに合わせてシートも伸縮するため、スポーツウェアやストレッチ素材など、動きの多いアイテムに適しています。薄く柔らかな仕上がりで、生地の伸縮性を活かしながらオリジナル加工ができます。

Hi-5は、120℃・5秒の低温・短時間で圧着できるため、高温によるテカリや生地へのダメージが気になる素材におすすめです。ポリエステル系のスポーツウェアなど、熱の影響を受けやすい生地にも使いやすく、生地の風合いや機能性を損ないにくいのが特徴です。

昇華プリントされたユニフォームやドライTシャツなどに使用でき、昇華染料による色移り(ブリード)を抑えながら圧着できるのが大きな特徴です。シート本来の色をきれいに保ちやすく、スポーツウェアなどへの加工におすすめです。
貼り付ける生地に対応したアイロンシートを確認したら、次は作りたいデザインや仕上がりに合わせてシートを選びましょう。キラキラ、ぷっくり、反射など、アイロンシートならではの表現を楽しめます。仕上がりから選ぶ場合も、対応する生地や圧着条件は各商品の説明で確認してください。
強いキラキラでゴージャスに
控えめながらも美しく輝くラメ
起毛ならではの温かみと高級感
約0.6mmの厚みのある存在感
異なるカラーを使用した2色構造
熱で膨らむ立体的な仕上がりに
メタリックの輝きをプラス
ゼブラ・レオパード・迷彩柄
グラデーション×細かなラメの輝き
光が当たると反射して輝く
光を蓄えて暗い場所で発光
エナメルのような美しい光沢
素材名が同じでも、生地の加工や状態によって仕上がりが異なる場合があります。アイロンシートと生地の組み合わせだけで判断せず、洗濯表示と商品説明を確認することが大切です。
商品購入後に貼り付け作業へ進む方は、準備、位置決め、圧着、ライナーの剥がし方、仕上がり確認までを解説した貼り方記事「アイロンシートを生地に貼る手順と仕上がりの確認方法」もあわせてご覧ください。
綿や一般的なポリエステルのほか、商品によっては撥水加工生地、ナイロン、レザー、伸縮生地、昇華ポリエステルなどにも使用できます。対応する生地は商品ごとに異なるため、必ず各商品の説明を確認してください。
一般的なポリエステル生地にはP.S. Film-EasyWeed、熱によるテカリや損傷が心配な場合にはHi-5、昇華染料による色移りが心配な場合にはP.S. Subli LT-EasyWeed Sub Blockを目安に選びます。加工方法が不明な場合は、洗濯表示と商品説明を確認したうえで試し圧着を行いましょう。
ナイロンや撥水加工生地は通常のアイロンシートでは接着しにくい場合があるため、P.S. Film Extra-EasyWeed Extraなど、該当する素材に対応した商品を選びます。
生地の素材、表面加工、伸縮性、アイロンの可否を確認し、商品ごとの温度・時間・圧力を守ることが大切です。本番前には、目立たない箇所や同じ生地の端材で試し圧着を行ってください。